フローティングミノーと言うと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
「シンキング系のミノーと比べて、切れの良いアクションを見せてくれる。」
「シンキング系と比べると、飛距離に関してはだいぶ目をつぶっている。」
などのイメージをお持ちのことだと思います。
きびきびと動くのがフローティングミノー最大の特徴です。その反面、軽いルアーのため飛距離に関しては諦めている方が多いのではないでしょうか。
しかし、今回ご紹介するSR-110MDミノーは、まさに弱点を克服した進化系のフローティングミノーと言えます。今回の記事ではSR-110MDミノーの特徴や利点をご紹介します。ぜひ参考にしていただければと思います。
サイズ | 110mm |
重量 | 19g |
飛距離 | Max:65m Avg:50m |
潜行レンジ | 水面直下~約150㎝ |
フックサイズ | 6号 |
まず1つ目の特徴としては、ミディアム・ファストリトリーブに対応したアクションです。
ザ・フローティングミノーの表現に相応しいウォブリングアクションをします。
しっかりとテールを振って、強いアピールをするため、その日のシーバスの活性を確かめるにもっていこいのルアーです。
110mmと大きなサイズ感もパイロットルアーとしての役割を十分に果たしてくれます。
1秒あたり2回転とそれほど速くないリトリーブスピードでも、しっかりとアクションを発揮してくれます。
潜行レンジは水面直下から~約150㎝となっており、サブサーフェイスを狙うのにピッタリのルアーです。またフローティングミノーらしいレンジキープ力を持っており、表層付近を意識しているシーバスを拾うのにはもってこいの存在と言えます。
またルアーによっては、ロッドの角度によって、潜行レンジが変わるものがあります。しかし、SR-110MDミノーではロッドの角度による潜行レンジの違いはあまり感じませんでした。もちろん、若干の違いは生じるでしょうが、ロッドの上げ下げを意識せず、レンジキープをしてくれるのも特徴と言えます。
またフローティングミノーではあまりしない行為ですが、アイ直結も試してみました。アイ直結の場合とスナップをかました場合の違いですが、アイ直結の方が動きはシャープになったように感じました。より激しいアピールをしたいときには、試してみるのもありかもしれません。
SR-110MDミノーのアクションはフローティングミノーらしい動きをしていたと言えます。しかし、飛距離に関しては、全くフローティングミノーらしくない飛距離が出ています。
SR-110MDミノーがかつてのフローティングミノーと異なり、進化しているのはまさにこのバツグンの飛距離です。
オーバースローによるキャスティングはもちろんですが、アンダースローによるキャスティングでも良い飛距離が出ます。アンダースローでも、おおよそ平均35mほどでました。
都内の河川や有名どころの釣り場では、振りかぶったキャストが禁止の場所が年々増えています。その中でアンダースローによって飛距離が出るのは、大きな武器と言えます。
ルアー自体の重量があるため、無風状態はもちろんですが、爆風が吹いているときにもロングキャストが期待できます。
トレブルフックにすると、気になる点があるとすれば、根がかりです。かけあがりやシャローゾーンを狙う場合にはどうしても、根がかりの可能性が捨てきれません。
しかし、個人的な使用感としてはSR-110MDミノーのリップが大きいため、根がかりは回避できているように感じました。根がかるゾーンに来ても、リップが先に当たるために、フックで引っ掛かることはないようです。リップの役割としてはどうしてもアクションやレンジキープに目が向きがちですが、根がかり回避にも十二分に役立っています。
いかがでしたでしょうか。今回はフローティングミノーらしいウォブリングアクションと抜群の飛距離が出るSR-110MDミノーを紹介しました。最後に他のルアーとの比較を表にまとめました。
SR-110MDミノー | D社:Fミノー | B社:Fミノー | |
アクション | ウォブリング | ウォブンロール | ウォブンロール |
デッドリトリーブアクション | ★ | ★★★ | ★★★★ |
ミディアムリトリーブアクション | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
ファストリトリーブ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
潜行レンジ | 10㎝~30㎝ | 30~80㎝ | 100㎝ |
飛距離 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
フック | トレブル | トレブル | トレブル |
フック数 | 3 | 3 | 3 |
表層付近の強いアピール力と遠くの潮目を狙いたいときには、ぜひSR-110MDミノーをチョイスしていただければと思います。